お前と月と。続編







俺は、架綾の側に行く。


「架綾…。俺は、大丈夫だからな?…架綾は、思い残さなくて良い。」



…言った。言いたく無かった言葉を。



でも架綾は、ふわあっと笑い…


『あ…りが……とう』


聞こえた。確かに言った。


架綾は、詩香おばさんが帰って来たのを確認し、静かに目を閉じた…――――――。



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