身代わり姫君の異世界恋綺譚
陰陽寮の職務についている者に清蘭のことを話さないわけにはいかなかった。

そして清蘭のせいで物の怪たちが都で暴れていると言う事実も。

話をすると一同どよめいた。

無理もない。

陰陽師の娘が怨霊になってしまい異世界から来た娘に乗り移り、今では都に怨霊を放っていると言う。

「私たちはどうすればよいのですか?」

「まずは……陰陽師は都に放たれた怨霊と戦って欲しい。残された者は怨霊に穢された者たちの保護を」

その日から陰陽師たちは都に現れる怨霊と毎晩戦うようになった。

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