身代わり姫君の異世界恋綺譚
清蘭である間、紫鬼は近づかなかった。

それがかえって怒りを増幅させ清蘭はたくさんの怨霊たちを操った。

朝になると清蘭は眠りに就く。

昼間の間だけ真白に戻る。

だが、夜の間中起きている清蘭に昼間の真白に残っている体力はなかった。

朝になると紫鬼は真白の側にやってくる。

そして苦しそうに眠っている真白を見て辛そうな表情になる。

紫鬼も清雅と共に夜は都に現れる怨霊を祓っていた。

2週間経つと陰陽師たちも疲れきってこれ以上戦えば自分たちの身が危ないところまで来ていた。

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