身代わり姫君の異世界恋綺譚
真白の茶色い髪が黒い髪に変わっていく。

そしてパチッと大きな目が開いた。

『紫鬼殿、会いたかったぞよ』

口元に笑みを浮かべた清蘭が起き上がった。

次の瞬間、紫鬼の右手から光りに包まれた剣が浮かび上がった。

『な、何をっ!? 真白がおるのじゃぞ!?』

清蘭は慌てた。

清雅も目を見開いてあ然となる。

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