他人の彼氏
トボトボと歩いていると

小さな屋台の中で
開店準備をしている
金髪の 明らかに
私とは住む世界が違うような
お兄さんと ふと、
目が合ってしまい


「こんにちわ・・・」


目が合ってしまった以上
無視するわけにもいかない。



「ちわ、可愛い お嬢ちゃん、
たこ焼、いかがっスか?」


やはり、挨拶するべきでは
なかったような気もする。


というか・・・・

私の気のせいかもしれないけど・・


「見る限り・・・1つも
たこ焼 できてないんじゃ?」


「あ、バレた?ははは
今 来たばっかだからね~」


意味分かんないし。


まぁ、いいや。

ひとまず ほかの情報誌見て
とっとと仕事探さなくちゃ。


そう思い 前を向き
歩き始めると


「待って待って、今から
すぐ焼くから」


いや、焼かないでいいよ・・・









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