愛しい人
トイレから出ると、久馬くんが待っていた。
『大丈夫?』と聞いてくれるわけでもなく、ただボーっと。
つい、ムッとした。
「どうしてつっ立ってんのよ!?」
そう言うと、久馬くんが私を抱きしめた。
「なによっ!抱きしめたって、悪阻は治まんないんだからっ!」
久馬くんなりに心配してくれているのに…可愛くないことを言った。
「でも、気持ちは落ち着くだろ」
「ううっ…」
なんだかわからないけど久馬くんの胸で泣いた。
「今日は、一緒に風呂に入ろうか!?」
そんなことを言ってくれるなんて…。
「実家、帰らなくてもイイ?」
「帰るな。辛かったら八つ当たりしてもイイ」
そう言ってくれた久馬くんの顔を見た。
「時々、お風呂、一緒に入ってくれる?」
「ああ」
「約束のキスして」
優しく口づけて、一緒にお風呂に入った。悪阻は辛いけど、久馬くんとの赤ちゃんだから、今度は絶対に守ってあげたいと思った。
『大丈夫?』と聞いてくれるわけでもなく、ただボーっと。
つい、ムッとした。
「どうしてつっ立ってんのよ!?」
そう言うと、久馬くんが私を抱きしめた。
「なによっ!抱きしめたって、悪阻は治まんないんだからっ!」
久馬くんなりに心配してくれているのに…可愛くないことを言った。
「でも、気持ちは落ち着くだろ」
「ううっ…」
なんだかわからないけど久馬くんの胸で泣いた。
「今日は、一緒に風呂に入ろうか!?」
そんなことを言ってくれるなんて…。
「実家、帰らなくてもイイ?」
「帰るな。辛かったら八つ当たりしてもイイ」
そう言ってくれた久馬くんの顔を見た。
「時々、お風呂、一緒に入ってくれる?」
「ああ」
「約束のキスして」
優しく口づけて、一緒にお風呂に入った。悪阻は辛いけど、久馬くんとの赤ちゃんだから、今度は絶対に守ってあげたいと思った。