その恋、取扱い注意!番外編(旧題 幼なじみは取扱い要注意)
「だって……悔しくて……それに、怪我をさせられなければ旅行に行ってたのにっ!」

「おい、そこかよ。ミミらしいけど」

「でもね? 湊が嫌な思いをさせて……嫌な思いだよね?」

もしや、喜んだのでは?と、疑いの目を向けると、おでこを小突かれる。

「いたっ!」

「当たり前だろ? 俺はミミにしか興味がないっていうのに」

「じゃあそういうことにして……申し訳ないと思ってる」

もちろん最初から湊はアリサさんと必要以上話をしなかったし、態度も「あれ?」って思うほどそっけない気がした。

「ふ~ん。言葉だけ? 態度で示そうよ。ミミちゃん」

「えっ? 態度って……?」

湊の言わんとするところはわかっているけれど、とぼけてみせる。

「じゃあ……」

身を乗り出して、湊の唇に触れるだけのキスをする。

「それだけじゃあ、物足りないんだよな。ってことで」

湊は立ち上がると、私を軽々と抱き上げた。
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