生徒会の恋愛事情


「聖也先輩はクールで大人でかっこいいんですけど、完璧すぎるんですよ!
中身を知れば知る程女の子が敬遠しちゃうタイプです!」


「まあそうかもね。
聖也君って不得意な事ないし、だからって嫌味なところはないし、寧ろ生徒会で一番性格が真っ直ぐなのって、聖也君かも…」


「でも、性格の真っ直ぐさなら勇也先輩もそうじゃないんですか?
兄弟ですけど。」


「勇也の真っ直ぐは、馬鹿っていうか鈍感な部分が補強してる真っ直ぐさよ。
それが愛嬌なんだろうけど。
聖也先輩は…仙人みたいな?
ちょっと違うな…とにかく、全てを悟った上で真っ直ぐなのよ!」


香里奈先輩はこういう話が好きなのか、熱弁を奮っている。


でも、香里奈先輩は間違った事言ってないなくて、そこが凄いと思う。


何て言うか…勉強になる。


「そういえば香里奈ちゃん、勇也君が好きな時期があったよね?」


「え!?
そうなんですか?」


「小百合先輩!
それいつの話ですか!
すっごく昔の話ですよ!!」


あ、肯定しちゃった。


そうあたしが思ったと同時に、香里奈先輩があたしを見た。


「沙羅ちゃん!
この事誰にも言っちゃ駄目だよ!
他言無用!」


「わ、分かりました…」



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