アニサーコンチェルト♪【番外編】~オレが守るヤツは1人しかいねぇけどっ?!なにかっ?!~

脚本兼監督の水谷さんの説明が始まり、所々でオレが補足をし
それぞれの役を把握したところで、
ドアがノックされ、オレの役をしてもらう瀬奈さんが入ってきた


「遅れて申し訳ない」

瀬奈さんには水谷さんが先に台本のデータを送ってあったらしく
すでに瀬奈さんの手には台本が握られていた。

今の説明のやりとりも
webカメラを通して、移動中だった瀬奈さんのPCに送られていた。


「瀬奈さん、だいたいの流れ、把握してもらえましたか?」


水谷さんが瀬奈さんに尋ねると、
大きく頷き、


「実際の潤よりカッコイい潤、演ってやるよ」


オレに視線を送ってきた
やっぱ瀬奈さんだな
それくらいの勢いでないと。


軽く、読み合わせをして
少しの休憩の後、本番に入ることになった。


「潤」


アフレコ室のドアを開け階段を昇ろうとすると、呼び止められ振り返った。


「あ、瀬奈さん 忙しいとこありがとうございます。まだ、イベントの最中でしたよね?」


「あ、あぁ、ココ終わったらまた戻るよ それより、マナカちゃん、どうだ?」


「えぇ、ご心配おかけしてます。体調はだいぶ回復してきてますよ。」


「そうか… あとは記憶だな
このCDが少しでも記憶回復のきっかけになるといいな」


「はい、そう信じてます。」


みんなの思いが詰まったCD
きっと、マナカに届くはず…





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