アニサーコンチェルト♪【番外編】~オレが守るヤツは1人しかいねぇけどっ?!なにかっ?!~

録音終了してから4日後------

スタジオで
ユニットの最終振り付けチェックをしてるところへ
社長が嬉しそうに入ってきた。
手にしたものを掲げオレたちにみせる。


「おーい、みんな! CD出来たぞー 売り出したいくらいいい出来だ!」

ステップを踏んでいたのを止め
社長のまわりにみんなで集まった。

社長が持つCDを見れば、普通に売り出すCDと
何ら変わりないほどのパッケージ

ジャケットのイラストは
社長のコネで、小説の挿絵で今一番売れてるイラストレーターに
頼んだという…

そう自慢げに話す社長が
それぞれに一枚ずつ手渡す。


「うわ、スゲぇ! 本格的じゃん!」


「マジ、売り出し出来んじゃん!」


受け取った柿谷と勝哉は、CDを裏表眺めながら嬉しそうに言う。


「伶の…久しぶりの仕事だな…」


CDを手に取り優しさ溢れる表情でポツリ、君塚が呟く。

渡されたCDを眺め、なぜか、嬉しそうに笑うマナカの顔が浮かんだ。


「潤…」


オレの名前を呼んだ社長の方を向くと…


「潤、早くマナカちゃんに聞かせてやれ」


「え…でも…」


まだ、最終レッスンが残ってる、チェックも受けていない


「今日はもう大丈夫だ。行ってこい」


社長とみんなの顔を見ると、頷いて行ってこい、というしぐさをする。


俺はみんなにお辞儀をし、スタジオを出た。





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