大切なキモチ~詩~
詩 奇跡
奇跡が本当にあるなら

君と歩む道が欲しい

いつの間にか

おとずれた

分岐点

離れ離れになることが

こんなにも

悲しいなんて

知らなかった

来た道を戻って

君の行く道をみたら

背中が見えた

大声で君の名を

呼んでも

振り向くことすら

してくれなかった

立ち尽くす僕

君の背中が

遠くなっていく

もう寂しさだけしか

残らない

まだ間に合う

今から追い掛ければ

きっと

だけど

追い掛けることが

出来ず

君の背中が

見えなくなるのを

黙ってみていた

涙が零れる度

思い出が過去に

なっていく

弾けた涙の数だけ

思い出が消えていく

寂しさが

僕の道を塞いだ

もう何処にもいけない

奇跡がおきて

くれるまで
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