大切なキモチ~詩~
詩 亡き人オモウ
風の便りに

あなたが

亡くなったと知った

遊ぶ約束覚えてる?

来週末に

ボーリングしよう

街をぶらついて

ナンパでもしよう

笑いながら

冗談を言い合った

本当は

生きているんだろ?

またいつもの冗談で

僕を惑わせて

わらっているんだろう

葬式までしちゃって

手の込んだことして

…なんだよ

あなたがいないなんて

信じたくない

信じられない

また今度ねって

言ったじゃないか

なんで

なのに

なんで…

あなたの電話に

かけてみる度

繋がらないことで

涙が溢れる

今もどこかで

生きてると

思い込んで

逃げ出してしまう

ただ現実を

みていない

だけだって

わかってる

だけどまだ

墓参りに行くほど

気持ちの整理が

ついてない

だからもう少し

待っててよ

僕に翼がはえるまで
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