無愛想な彼に胸キュン中




昨日クラスメートが、出来上がった看板を乾かしに行ったのを微かに覚えていた。



でもあいつらは
クラスメートじゃない気がするけど……。



なんだかいやな予感。



「ん?流どうかしたか?」



グラウンドをしかめっ面で
見つめる俺に気づいた類。



「え?あぁ、なんでもない」




まぁ、気のせいだよな。
俺が気にする必要もない。



「類、俺屋上行くから」



「え!俺も行く!」



それ以上は考えずに、
俺はサボるために屋上に向かった。



< 103 / 405 >

この作品をシェア

pagetop