無愛想な彼に胸キュン中
昨日クラスメートが、出来上がった看板を乾かしに行ったのを微かに覚えていた。
でもあいつらは
クラスメートじゃない気がするけど……。
なんだかいやな予感。
「ん?流どうかしたか?」
グラウンドをしかめっ面で
見つめる俺に気づいた類。
「え?あぁ、なんでもない」
まぁ、気のせいだよな。
俺が気にする必要もない。
「類、俺屋上行くから」
「え!俺も行く!」
それ以上は考えずに、
俺はサボるために屋上に向かった。