無愛想な彼に胸キュン中




「も、もちろんいいよ!」




大歓迎だよ。あたしなんかのでよければ!





「そっか、よかった。じゃああとで頼むよ」



「うんっ」




見えないように机の下でガッツポーズ。




やったぁぁ。




遠い遠い椎木くん。



ちょっとは近づけたかな。



ちょっとだけ。



ちょっとだけでいいから近づきたいんだ。




でもね本当は、もっと仲良くなりたい。




こんな気持ちをあたしにくれた椎木くんを、もっと知りたいよ――………。



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