無愛想な彼に胸キュン中




「……三枝さんって、青葉くんのなんなの?」




空き教室に連れて来られたかと思ったら、それ。



「は?」




あたしはぽかんと口を開けた。
青葉?なんで青葉の名前がでてくるの?




「あのさ、日頃のあたし達見ててわからない?」




どう見てもあたしは青葉のパシりでしょ?




「見てるから言ってんでしょ!」




ガンッと女の子がそばにあったゴミ箱を蹴った。



……わっ!!
可愛い顔してやることは豪快……。



いくらあたしでもこんなことはしないなぁ。
女の子って恐ろしいよ……。



< 94 / 405 >

この作品をシェア

pagetop