大嫌いな君へ
ブブブッ…


鞄の中の携帯が震える。


あっ、マナーモードにしたままだった。


慌てて鞄から携帯を取り出す。



「はい…」



『奈々?父さんだ…』


「何?今、忙しいんだけど」



『近いうちに、帰って来なさい。話がある』


話…?

「…お説教なら、やめてよ」


『いいから、帰ってきなさい。話はその時だ。帰る日がわかったら、連絡しなさい。父さんも都合つけるから』


「わかった」






そう言って電話を切った。



< 26 / 30 >

この作品をシェア

pagetop