不器用な恋愛 私とあなた
婚約指輪





私の事 そこまで考えてくれてたんだ
今更だけど



仁也・・ 好きだよ




私も仁也と結婚したかった
まだ 付き合って半年だったから言えなかったけど




ずっと一緒に居たかった





指輪を握りしめながら しゃがんで泣いた




触れる事も声を掛ける事もしない彼
終わったと言う証拠




”俺にはもう必要ない”
そう言う事だね




涙は次から次へと流れる




本当は泣きたいのは彼の方なのに
こんな高い指輪 私なんかの為に





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