Secretな関係




家中を綺麗にし、後は来るのを待つだけになった。


「緊張するんだが…」


「え!ってそうか、お母さんと会うのは初めて…だよね?」


そう聞くと、こくんと頷く。


「いつもの生徒会長スマイルでニコニコしてればいいじゃん!」


そうからかうと、


「うっうるせーな」


そう言われた。

いつもの調子じゃない裕也に、こっちまでなぜか緊張してしまう。


そこに、ピンポーンとインターフォンの音が響いた。
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