Secretな関係




それから何日経っても裕也は帰ってこなかった。


どうして良いのか分からずただ何も考えずに学校に通う毎日。

最近ご飯が喉を通らなくなってきた。


そのせいか、何だか足元がふらつく。


取り敢えず席に着き、机に顔を伏せて寝ているとガヤガヤとクラスメイトが教室に揃い始めた。


「ゆあちゃん?おはよ、どうしたの?元気ないね?」


「うん…ちゃっとふらふらして…」


ええっと驚いた顔をした春奈は自分の額と私の額に手を当てる。


「ゆあちゃん!保健室行こう!顔色悪いし熱いよ!」


「…うん」


ぐっと体重を手にかけ立ち上がる。


一歩前に進むとふらりと目眩がして倒れ込んでしまった。
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