Secretな関係




「お!そろそろいい時間」


時計を見た望くんがそう言い立ち上がる。


時刻は3時半。


「あ!ご飯とか…他にも色々ありがとうございました」


「うん!ま、別にこの後も看病していても良いんだけどさ〜流石に可愛い女の子と二人っきりは何かしちゃいそうで危ないから帰るね!」


なっ何かって?!?!


「寂しい?」


散々明るくしておいて帰っちゃったらそりゃあ寂しい…

それが顔に出ていたのかにやっと笑う望くん。


「大丈夫ー!ちょっと待っていればすぐだよ!」


「な…何が」


「じゃあねー!」


バタンとドアが閉まる音がする。


台風のような人だ…
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