Secretな関係
「ごめんね?みんな楽しんでたのに」
「あ、いいですよ!」
他のみんなは、また続きをやっている。
私は邪魔にならないように少し離れたところで手当てしてもらうことにした。
後輩くんは、西野君と言って、とても慣れた手つきで手当てをしてくれる。
「ねぇねぇ、西野君って何年生なの?」
「あ、僕は3年生です」
「そうなんだ!じゃあ、私とあんま歳変わんないね!」
「そうなんですか!え、じゃあ先輩とどこで知り合ったんですか?」
「あー…んーと、知り合ったのは学校かな」
状況は複雑だし、西野君はまだ勘違いしているけど、私たち付き合ってる訳じゃないんだけど……
「ほんと、裕也先輩の彼女になれるとかすごいと思うんですよ」
もう、手当ては終わったけれど、話が面白そうだったからそのまま話を続けることにした。