ソウルメイト ‐臨時ヴァンパイアの異世界探索‐

話し終えると、未来は青乃臣を見つめ興奮気味 に、

「夢を見るのは、普通のこと。

でも、エルクと同時に同じ夢を見るなんておか しくない?

やっぱり、アンタ達が異世界人だからそんなこ とが起きるの?」

手際よく食事の準備を整えると、青乃臣は二人 に朝の紅茶をさしだし、自分もイスに座った。

おそろいのマグカップから、白い湯気が立つ。 漂う紅茶の匂いが、皆の緊張をわずかに和らげ た。

青乃臣はテーブルの上で両手を組み、

「未来様とエルク様は、前世で自分が体験した ことを夢に見たのです」

「前世の体験……?」

エルクと未来の声が重なる。
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