幕末パノラマ






「私、きっとあの日々は夢とか、バーチャル的なものじゃないと思う、確かに私と春はあの時代で生きたのよ」



「うん、俺もそう思うよ、あの日々は偽りじゃなくて、本物だった。だから...、これを書こうって決めたんだろ?」



「そうだったわね、ちゃんとあの時を生きた証として...ね」



こちらに帰って来た瞬間から俺と真夏はあの日々が本当にあったのかどうか、俺たちは本当にあの時を生きたのか...もしかしたら二人ともただの偶然で同じ夢を見たんじゃないか?という疑問を持ち始めた







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