僕の幻影
1.鳥の囀り
消える前に記すよ。
過去の記憶を辿って、
僕は君に会いに行く。
例え過去に囚われたとしても、
それが足枷となるのらなら、
一生、囚われたって構わない。
僕に向けられたのは矛先、
愛されていたわけじゃない。
君に向けたのは銃口、
愛していたわけじゃない。
それに気づいたのが、
僕の方が遅かった。
ただ、それだけの事。
ただ、
それだけの事--------------------
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