僕の幻影
3.夢の跡
深い闇の底に、
綺麗な青い檻が在る。
燃え尽きた命が輝いている。
果てない悪夢が廻っている。
きっと、
あの頃の僕等もそこに。
暗い闇の底に、
許された悪意が宿っている。
創られた者達が嘆いている。
光は儚く消えて逝く。
きっと、
いつかは僕等もそこに。
辿り着いた場所で、
僕らはまた過ちを繰り返す。
それが理であり、
許されざる罪であり、
儚き人の性である。
行き着く先は、
僕等が創った夢の跡。
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