✴︎オリオン座✴︎
始まりの時
「わぁ、きれい…」


あたしは冬の満点の星空に息を飲んだ。


「あれがおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンそしてオリオン座のベテルギウス…か」

あたしはこの時間が好きだ。
何千年も何億年も前に光っていた光が今あたし達に見えてる。とっても不思議な感覚。

***********************************************
「あ!ともちゃんおはよーー♪」

「うん」

「え、ちょともちゃん冷たい…」

「眠いのー」

本当この子は眠いと反応薄いんだから、幼稚園の時からそうだからなれたけどもう少し優しくてもいいとおもうんだけどなー。

「なに?」

「え、いやー今日もともちゃん、かわいいなーって♥︎」

「・・・。」

え、だまっちゃったし本当のことなのに。ともちゃんこと増山朋美はスタイル抜群勉強もできておまけに顔も可愛い顔をしている。それに比べてあたしは…(涙)

スタイル悪いし頭悪いしブサイク三拍子そろっちゃったし….(汗)
可愛くなりたーい!


「みらいさ何、百面相してんの?」

「え、あ!なんでもないよ!気にしないで!つかさ早く外行かなきゃ!」

「あ、そーいえば体育祭の朝練だ」

「マジうちのクラスの担任めっちゃ気合入ってるからな」

「でも未来のクラスいいじゃん運動神経抜群の子おおい!」


「ともちゃんもいいでしょ」

あたしとともちゃんは幼稚園からの付き合いでずっと幼稚園、小学、中学と一緒なのに幼稚園の年長組で同じクラスになっただけでずっと違うクラスにしかならないの…これは宿命なのか…笑

「みらい、おいてぐよー」

え、いつのまにおいてがれてるのあたし。
「あ、まってよ!」

「はやくいくよー」

「はーい」

あー今日も朝から体育祭の練習かーがんばろ!

「じゃあ、ともちゃんまたね!」

「うん!」

それから朝体育祭の練習をして授業が終わり放課後ともちゃんと帰るー♪

「とーもーちゃん♥︎♥︎かーえーろ!」

「えー」

「えーってなによ!」

「うそうそ」

それからあたし達はくだらない話をして帰った。

「ただいまー」

「みらいおかえり」

「ただいまおばあちゃん」


あーぁ疲れたなー。とりまiPod touch♪
ん?なんかだれからか友達申請きてるな、誰だろ?えっと…陽西中学のりょう君って人からだ。まぁいいし追加しよー♪

「みらい夕ご飯できたよー」

「ほいほい今行くー」
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