焦がれて




廊下に出た瞬間聞こえた椅子を蹴る音に・思わず俺は噴出した。





どうして彼女をこんなに好きだったのか、未だに分からない


もしかしたら彼女以上に誰かを好きになれることはないかもしれない





けど俺はもう彼女にあそこまでの激情を感じることはないだろう






マイちゃんと付き合えるほど踏ん切りがついたわけじゃないけど、



今なら、


嫉妬も、


渇望もすべて、





心地よい思い出にできる気がした








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