焦がれて
図書室の窓際の本を手に取っていると、窓から見える正門に先程の田嶋くんの友達たちが目に入った
田嶋くんがいない
この距離でだって愛のパワーで分かるのだ
なんて馬鹿なことを考えてたら田嶋くんが歩いているのが見えた
ズキッと心臓が悲鳴を上げる
何度見ても慣れない
大好きな田嶋くんと、隣には可愛い女の子
お似合い、だ
悲鳴を上げる心臓には知らないふりをする
やっぱりこの本は家に帰って読もう
ここに居たくない、はやく家へ帰りたい