焦がれて
本を借りて早足に教室に戻ると自然と目に入る田嶋くんの席
ああ、ほんとヤダ
彼女が出来る度勝手に傷ついて嫉妬して、そのくせ自分から近づけない
女々しいにもほどがある
借りた本を鞄に入れて鞄を持つと、入り口から男の子の声が聞こえてきた
「あれ?誰かいんの?」
ドクドクドクドク、心臓が今までにないくらい急加速する
勢い良く扉に視線を向ければ、愛しい彼の姿
「あ、」
驚きすぎて声が出なかった