焦がれて



ショウヘイ君に、なんて言えばいいのだろう


告白だってしてないし、されてない


でも良い感じだったのは確かで



「なんて言おう…」



傷つけたくない


嫌われたくない


汚い心が私を覆う



そんな私に気づいてか気づいてないのか


田嶋くんが少しきつい目でこちらを見ていた



「俺と帰るってそれだけ言ってくりゃいい」


「うん…けど、それじゃ田嶋くんとショウヘイ君が、」



仲悪く、ならない?



少し気になったコトを言うと






鼻で笑われた


< 41 / 191 >

この作品をシェア

pagetop