焦がれて
授業前に一人、岡崎のことを考えていた
朝、目があった
逸らしてしまったのは無意識だったけど、感じが悪かったかもしれない
岡崎とショウヘイの間に何もないことを知っている
だから遠慮する必要はどこにもない
そう思ってたのに、
「告白してねぇよ。ただ一緒に帰る約束しただけ」
少し頬を染める友人に、
嫌な予感がする
誰だ、と聞く声がする
やめてほしい、聞きたくない
だってきっと当たってる
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