肉食女子の恋愛劇場
「「「セーーーーイ!!」」」
ダーーーーン!!
「「うわぁ……」」
今、私と莉依架で空手部を見学しています。
迫力すっご!!
なんでクラスでは静かなのかなぁ?
「基礎練終わりー!10分休憩ーー」
「「「おーーす」」」
「亜奈ちゃん!」
「あ、宏樹君…」
「君なんてつけなくていいよ!!
ていうか見に来てくれたんだねぇ♪
ありがとーーー♪」
そう言って宏樹は私に抱きついてきた。
「!!??」
「ちょッ…!亜奈になにす……」
と莉依架が言い掛けたその時だった。
ダーーン!!
なんと船橋が一瞬にして宏樹君の水月を突いた。
「いってぇ……。なに…すんだよ…」
「汗かいた体でこいつにくっつくな」
「あ、そうだね。
ごめんね、亜奈ちゃん☆」
「あ、ううん…」