帝国学園王国



どーやら、このみが言うにはこの学校はまず成績順にクラス分けされているらしく。

A組が1番成績が優秀なクラスとなっていて、さらに座席順も成績順なんだって。


私と宮瀬くんが隣って事は、私が1番宮瀬くんと成績が近いってことになるんだよね。



この学校ってなんかいろいろとシビアだなー。



『あかり、蓮二の事よろしくねん〜。』



このみちゃんの一言に宮瀬くんなぜかものすごい不機嫌そうな顔になっちゃってるよ。



『私、分からないことだらけだし、いろいろと教えて欲しいな!宮瀬くん、仲良くしてね……?』


『……面倒はかけるなよ。』



全く〜素直じゃないなー。
なんだかんだいい人じゃん。




『倉木、だからお前の独り言全部聞こえてるって(笑)』



「『あー、笑った!』」


思わず叫んだらこのみちゃんと声がはもっちゃった。

このみちゃんと私は顔を合わせてクスクス笑った。


楽しい学園生活、はじまりそう!


その後は一日、宮瀬くんとこのみちゃんに連れられて帝国学園の一日目を無事に終えたの。




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