切恋~二人の約束~
【和Side】
「夢姫起きて!」
「ん・・・」
夢姫は寝返りを打ちながら甘い声を出した。
その声は俺を焦らせた
「ん・・・まだ寝る~」
「俺んちだよ?」
「ん~」
「早く起きて?夢姫のお母さん来てるんだけど」
「嘘!?」
夢姫は慌てたようだった。
寝癖を付けて、慌てるキミは誰よりも愛しくて抱きしめたかった。
「お母さん・・・!」
「夢姫・・昨日はごめんね?痛かったよね?」
泣きながらキミのお母さんは泣いてたよね。
キミも泣いていた
「大丈夫だよ・・・痛くなんか・・・ないよ」
仲直りをした二人を見て俺は言った。
「夢姫のお母さん。夢姫借りていいですか?」
「え?」
「誕生日プレゼント買ってあげたいんで。」
「・・お願いします」
「ありがとうごさいます!夢姫行くよ」
俺はキミの返事を聞かず手を引いた。
キミに伝えたい言葉を伝えるために・・
「プレゼントの前に一ついいかな」
「え?」
「二人でした約束ってまだ大丈夫?」
「え・・約束って・・」
「そうだよ?『大きくなったらお付き合いするの』」
「嘘・・・」
「ずっと夢姫が好きだよ。付き合ってください」
キミとの恋を諦めていた。
辛い思いをするって・・・
でも、キミと恋ができて幸せです。