切恋~二人の約束~

 「和・・下でいいの?」

 「当たり前じゃん。女の子を下に寝かすなんてありえないよ」

 「でも私泊まる方だから・・」

 「黙って寝る!電気消すよ。お休み!」

 「うわっ本当に消した!」

 「お休み!」

 「ひどっい!」

 「なぁ・・夢姫」

 「ん?」

 「夢姫って明日誕生日じゃん?」

 「うん?だからあと少し起きてると良いことあるかもよ」

 「・・・・」

 「夢姫?」

 「・・ん・・」

 「寝てる(笑)早寝はすごいしな・・あと1分・・・」


 もし起きていれば良かったかな?



 「・・夢姫・・誕生日おめでと。ずっと好きだよ」

 私の唇に優しく暖かな何かが触れた。


 やっぱり起きてれば良かった。

 キミが『好き』と言ってくれた・優しいキスをしてくれたから・・・

 

 
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