202号室の、お兄さん☆【完】

「なかなかオシャレな店らしくて、実はもう予約済みです」

えっへん!と得意気なお兄さんに私も笑って答えました。



「では、予約までに時間があれば上着か新しいTシャツを買いますか?」

「はっ!!」


お兄さんは思い出したのか慌てて背中を隠しました。


オシャレなレストラン……って岳理さん、誰と行ったのでしょうか?

今度会えたら、からかえるぐらいになってたら良いなって思います。



そう思いながら、私とお兄さんはシャボテン公園を跡にしました。


 
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