最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
もうすぐ担当が変わるらしく、芽も今では少し話を聞くようにもなったし、4組で食事をする日もあったり。

舜のみならず、海藤さんも海斗さんを気に入ったらしい。



「もうそろそろ行かないと」



「わかった。じゃあ、後でね?佐由美」



「後でね」



「あのドレス良いね」



「サイズないかもな」



「……うるさい、いっ君」



寄り添って出て行く2人を見送り、私は1枚の写真を手にした。
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