最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「はい」



ハンガーを渡せば、ジャケットを脱ぎ、ハンガーラックに掛ける。

お店とは違い、どこか落ち着きのない井ノ原さんは、何となくでも意識してくれてるんだろうか。



「ビールあるけど、呑む?」



「や、車あるし」



「泊まれば?」



「はっ…?」



私、何かまずい事を言っただろうか。

仕事を終わらせて来てるみたいだし、呑んでも良いよね?

車なら、寝て酔いを覚ませば良いし。
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