最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~



―――20分後、杏ちゃんにジュースをねだられてお店に戻る。

さすが芽の子。

ちゃっかりしてる。



「これで良い?」



「あっち!あーっち!」



「あー…、はい;;」



無難にオレンジジュースを見せると、ブドウジュースを欲しがる。

支払いを済ませて、裏から出て来ない芽の様子を見にバックヤードに入ると、エリアマネージャーと見慣れない男性の背中が。
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