男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)
それは無言の制裁で幕を閉じた。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い…」
何回も小言で呟く。
制裁ではなく、小林先輩の鉄拳が下った。
やられた所を撫でながら、あたしを連れてきたメガネの先輩を見る。
「凛太郎と影虎は?」
メガネの先輩が小林先輩に問うていた。
「あと少しでくる」
「……あぁ」
わぁ、寂しい会話ですね。と思いながらメガネの先輩を再度ジロジロと見始めた。