先輩に恋してもいいですか?

凉姫先輩 ~SuzukiSide~

「わけわかんねぇー」




『ふぅーここまで来ればいいだろ
お前、嫌なときは嫌って.......』

正直何で言わねーの?思う
でも振り返ってそいつを見ると
泣いてたんだ.....

『ちょ、お前なくなって
俺が泣かしたみてーじゃん』

俺はすっごい焦った
でも、そいつの涙は出てくるばっかで...

『ごめんなさい....
もういいです....』

そいつはそれだけをいって走っていった

『おい!待てよ』

叫んだものの.....
まったく相手にされなかった


「はぁー、
ほんとにわかんねぇー」

屋上で風に当たって考えてみるもの.....
謎は深まる一方だ

「何がわかんねぇーなの?スズキ」

「それがさー.....」

来たのは湊
こいつは意外といい奴で
悩みとか色々聞いてくれる

そして俺はすべてを話した

「うぁー最悪じゃん」

「何が?」

こいつもよくわかんねぇな

「いや、お前以外に誰がいんの?」

「説明をお願いしたい」

「いや、だから....ないっしょ
何?俺が泣かしたみてーじゃんって
お前からしたら急に泣かれて?
焦ったんだろうけど......」

よく、わかってんなー

「女の子からしたら
ナンパとかしてくる男が怖く見えること
少なくないよ?それに相手は年上だし
あんなの初だろ........
怖くて泣いたなら慰めろよ
うさぎちゃんの気持ちはわかってるだろ
あと、女心も勉強だな」

まぁ、最もだ
俺は女心ってやつが1㎜もわかってない
まぁ、あいつの気持ちはわかってるよ
慰めるって....どうゆう言葉かけんの?
なんにもわかんねぇし

「すべてがよくわかんねぇ」

「まぁ、スズキだもんな
会いに行けば?」

「わかった」






< 11 / 177 >

この作品をシェア

pagetop