好きだったよ、ずっと。【完】
「だって、裕也くんがなつこを迎えに行ったの、わたしのせいって言うから」



花音さん、怒ってるのかな…?



怒ってても、キレイって…、いいな。



なつこさんもキレイな人なんだけど、花音さんは色気がハンパない。



「まぁ、わたしたちの話はいいから。ね、裕也。キレイな色のカクテル、作ってあげたら?」



「うん、そうだね。ちょっと待っててくださいね。あ、間宮くんはビールでいい?」



「うん、ビールで」



「じゃぁ、なつこ。お願いね」



「はいはーい」



いいな、なつこさんと裕也さん。



すごく息がピッタリで、何より仲良しさんなんだもん…。



「ねぇ、いつもビールなの?」



二人をポーッと見ているのも失礼かと、聡に問いかけた。



「うーん、とりあえずいつも一杯目はビールかな」



「ふーん、そうなんだ」



聡の横顔を、ジーッと見つめる。



こうやって見ると聡って、結構カッコイイんだなぁ。



わたし、この唇にキスされたんだ…。
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