好きだったよ、ずっと。【完】
近くにファミレスが出来てから人が入らなくなったらしい。



だから、この暇な仕事に耐えられず辞めていくらしい。



でも俺は、この店が好きなんだ。



よく璃香と朱里と3人で来てたっけ。



朱里…。



朱里のことを思い出し、俺は頭を抱えた。



どうして、あんなことを言ったんだろうか。



あんな傷つけるような言い方を。



いや、朱里なら冗談として受け止めてくれると思ったんだ。



「はいはい、どうせわたしはブスですよー」なんて言ってくれると思ったんだ。



なのに昨日の朱里は、どこか違ってた。



しかも突然現れた間宮をホテルに誘ってるし…。



間宮の腕をギュッと掴んだ、あれを見た時なぜかイラッとした。



「彼氏でもないのに」と言われた時は、チクンと胸が痛くなった。



あの気持ちは、なんだよ。



全然、分かんねぇ…。
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