sweet wolf
……え!?
あたしは、美里を穴が空くほど眺めていた。
美里とは、あの日以来会っていない。
嫌われ者のあたしと、美里も関わらないようにしていたのだと思っていた。
それが美里にとっても賢い選択だったことは間違いない。
だから、最近のあたしは美里のことは考えないようにしていたのだが……
「杏奈、あたしが風邪で学校休んでいるうちに、何てことしてんの!?」
顔を紅潮させて大声を出し、どかっと近くの空いている席に座った。