sweet wolf
ねぇ、蓮。
あんたにとって、あたしは何?
セフレより、もっともっと下なのかな?
だって蓮は、あたしには手出ししない。
悔しいよ。
他の女は色んな蓮の姿を見て、蓮を感じられるのに、
あたしは……
「あたしとは、出来ないの?」
自分の言葉に震えていた。
平気に見せようとしても、見せることが出来なかった。
そっと蓮があたしの震える手を握る。
温かくて優しくて、少しだけホッとした。
あなたになら、奪われてもいい。
これで他の女と同じ位置に立てるなら、望むところだ。