sweet wolf




思わずビクッと飛び上がった。

心臓が一瞬止まったかと思った。





直樹に告られたところを見られたら……

特に、蓮に知られたら……



なんて愚かなことを考えて、首を横に振る。





蓮のことは、もう終わり。

卒業しなきゃ。






そんなことを必死で考えていたあたしの前にいた男は、蓮……

ではなくて、金獅子に所属するという、あのブリーチだった。



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