sweet wolf





敵に背を向けるのは好きではない。

だけど、こいつらとこれ以上関わりたくもなかった。





あたしは踵を返し、奴らの元を去る。

その間も後ろから、乾いた笑い声が聞こえてきた。



好き勝手しやがって。

あたしを馬鹿にして笑いやがって。






「今に見てろ!」





階段を駆け上がる。





「今に見てろよ!!」





学校で大きい顔なんて出来なくしてやる。




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