今日も笑って嘘をつく
ま、私も仁と千春が持っている情報を大体知ってるんだけどね。
Black Cityに足を運ばない、ていうだけで。
「周りに誰もいないか?」
仁が小声で言った。
すると、私達の中で一番聴覚が優れている和樹が、
「あぁ、誰もいない。」
と、言った。
羨ましいよ、その聴覚。
犬並みだからね!?
あ、それを世間は地獄耳っていうのか!
ーーーチリンチリン
galaの扉が音を立てて、開く。
さぁ?暴れる時間の始まりだ。