光の巫女
「そうね。菖蒲も円もよく見ていて?私が本物であること、その目に焼き付けて…」



何故だろうと、菖蒲は想う。


こんな生活から解き放たれたいと思っていたはずだ。世界を救うなどという大役など、自分に務まるわけがなかったのだがら。


けれど、何故こんなにも胸が苦しいのだろう。何故、桜の姿を直視できないのだろう。


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