光の巫女
「いや・・・みんな、目を覚ましてっ!」


その中の一人が腕を伸ばす。その手には青白い焔を纏っていた。


『さぁ、終わりです。光巫女・・・神具は、貴女の最後を見届けてからに致しましょう・・・』


ひらりと優雅な身動きで踵を返す。


菖蒲は今度こそ終わりだと思った。何もできない自分を悔いながら最後の時を待っていた。


その時ーーーーーー

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